あれから3年が経ちました。

ずっと隠して来ました。

でもせっかく元気に戻ったのだから、

少しづつ、当時の闘病記録を

お伝えしていこうと思います。

今、病気と戦っている人の励みに繋がれば

自分自身も報われる気がします😊✨

・

【入院と手術の緊急中止】

当初は1週間入院をし、内視鏡手術により、

悪性腫瘍「直腸カルチノイド」を切除する予定でした。しかし、入院当日主治医から聞かされた言葉は、

「悪性リンパ腫の可能性があります。

入院、手術は全て中止にします。

明日、朝イチで血液内科がある⚫︎⚫︎病院へ行って下さい。」

😨

呆然としました…。

どういうことなのか…。

アクセイリンパシュ…。

一体なんなのか…。

「先生、わたしは癌ですか？」

気付けば口から出ていました。

「癌ではないよ。」

主治医はそう答えてくれました。

今思えば、優しい嘘を付いて下さったのだと思います。

突然の手術の緊急中止😨

そして聞き慣れない「血液内科」への転院。

(血液が付くだけで恐ろしい…😰)

「アクセイリンパシュ」という

初めて聞く病名😰

(このとき、

これがまさかの癌だとは知りませんでした)

その時、その病名が癌を指すことを知ってしまったら、色々なことが重なり過ぎて、パニックに陥っていたと思います。翌日には知ることになるのですが、せめてその日、その時だけでも、ショックを軽くして貰えて、有り難く感じています。

主治医が言った「癌ではないよ。」の言葉を、藁をもすがる思いで信じ切っていたので、この時は1ミリも予期しませんでした。

今思えば、病名をネット検索したら一発で分かることですが、その発想すら出て来なかったです。完全に平常心が崩れていたのだと思います。

一方で、家族は勿論調べていましたし、娘が(妹が)癌の可能性があることを知るショックを想像すると、胸が苦しくなります。

・

【癌の可能性を告げられた日】

忘れもしない2017年11月8日。

癌の可能性がある、と告げられた日。

手術、入院が緊急中止になった翌日、

血液内科のある病院へ転院しました。

両親と共に診察室に入り、

主治医の口から耳にした言葉は…

「悪性リンパ腫の一般的な治療方法は

抗がん剤治療です。」

え？？？😨

待って…

抗がん剤治療…

てことは癌？

アクセイリンパシュって癌？

「わたしは癌なんですか？」

とっさに口にしていました。

「その可能性が高いです。」

主治医は静かにそう答えました。

なにかが崩れ落ちる想いでした。

信じられない。

間違いであって欲しい。

なんで私が。

こんなに元気な私が。

なんでなんでなんでなんでなんで…。

「私は深刻な状態ですか？」

気付けば口から出ていました。

「悪性リンパ腫は、例えステージ4であっても、抗がん剤治療の効果が非常にあります。必ず治ります。全く深刻な状態ではありませんよ。」

主治医は優しく微笑みながら答えました。

唯一の救いでした。

絶望感の中での、希望でした。

しかし、

抗がん剤治療=脱毛

の恐怖がすぐに襲いかかりました。

「抗がん剤治療ということは、

脱毛するんですか？」

「…はい。」

主治医は少し答えにくそうに言いました。

「命に別状はない」

と、この上ない程有り難い状態なので、

髪の毛のことを心配するのは

贅沢な悩みなのかもしれません。

ですが…、やはり女性です。

性別は関係ないのかもしれませんが、

女性にとって、髪の毛が抜けるということは、受け入れ難いことでした。

治療後に生えて来ることは分かっていましたが、抜ける現実を考えるだけで

絶望的な気持ちに戻りました…。

今思えば、

余命を宣告されたわけではない。

むしろ、命に別状はない、

とまで言われている。

そんな中で、髪の毛のことで絶望的になるのは、贅沢な悩みかもしれません。

ですがその時は、脱毛への恐怖、自分が癌かもしれない衝撃、一気に振りかかって来た現実を受け止め切れず、病院のロビーで人目も憚らず、嗚咽する程泣いたことを忘れられません。今でも、そのロビーを通ると、胸が締め付けられる想いになります。

よくがんばったな…

よく乗り越えたな…

と我ながら思います☺️

(あれから3年経ち、髪の毛もきれいに生えそろい、元の通りに戻りました😊)

・

【PET検査】

悪性リンパ腫の可能性が高い、とのことで、

精密検査、つまりPET検査を受けることになりました。この検査は、癌の度合い(ステージ)と転移があるかどうかを調べる検査です。

結果は、3週間後。

長かったです。

何かの間違いかもしれない…

いやいや、そんな間違いなんてあるのか…

間違いであって欲しい…

そんな想いが交差する3週間でした。

検査結果は11月29日。

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つつぐ

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2020.11

癌闘病記録②癌の可能性を告げられた日

癌闘病記録①きっかけ